ホリグラ
2025/01/28
【必須】キャンプ中の豪雨はキャンプ選びでどうにかなる
朝起きたらキャンプサイトが水没していた、そんな経験をしたことはありませんか?
この記事では、大雨に見舞われた際の対策について、専門家のアドバイスを基に解説します。
水没を避けるためのキャンプ場選びのポイント
事前の情報収集
キャンプを快適かつ安全に楽しむためには、事前にしっかりと情報収集を行うことが重要です。
SNSなどで口コミを確認し、実際に利用した人の意見を参考にしましょう。
また、キャンプ場に直接問い合わせて、例えば「雨が降ったときの状況」や「サイトの土壌の種類」などを確認することも有効です。
勾配
さらに、実際に訪問しないと分からない点もありますが、特に「勾配」は重要な要素です。
キャンプサイトには水が溜まらないように、わずかな勾配をつけて造成されていることが多いです。
平坦な場所が快適ではありますが、適度な勾配を持たせることで、水の排水が促進され、キャンプ場全体の安全性が向上します。
排水システム
キャンプ場の設計において、勾配の設定に加え、適切な排水システムの構築も重要です。
ライジングフィールドでは、基本的な水路の設置に加え、暗渠排水(地下排水管)の導入を一部行っています。
暗渠排水とは、透水性の管を地下に埋設し、地上や土中の水を集めて排水路に導くシステムです。
具体的には、水路に細かい石を入れ、その中にメッシュパイプを通すことで、水を効率的に浸透させつつ流れる仕組みを整えています。
このように、キャンプ場の設計は都市計画と同様に、排水を考慮して水路を整備し、適切に水を流すための設備を備えることが求められます。
浸透桝
また、水が流れ込み、最終的に集まる場所として「浸透桝」が設置されていることも重要です。
浸透桝は水を貯め、徐々に地中に浸透させるための設備であり、適切な位置に設けることで効果的な排水が可能になりま
キャンプサイト選び
キャンプサイトの選択において、水没を避けるためには、サイトの種類とその特性を理解することが重要です。
まず、ウッドデッキサイトは最も安全です。
高床になっているため、水が溜まる心配が少ないです。
次に安全なのは、しっかりと手入れされた芝生サイトです。 ただし、手入れが不十分で芝生が生え放題のサイトは注意が必要です。
砂利サイトは、砂利が水はけを良くする一方で、粒子が細かくなると土に近くなり、水はけが悪くなることがあります。
特に粘土質の土壌は水はけが悪く、乾燥するとひび割れが見られます。
水の流れや水溜りを観察することで、粘土質かどうかを判断できます。
ウッドチップサイトは、ウッドチップが水はけを良くしますが、その下の土壌が問題です。
土壌の水はけが悪いと、ウッドチップが流れ出す可能性があります。
勾配や水みちの配慮がなされているか確認することが重要です。
草地サイトの場合、「指標植物」を参考にすると良いでしょう。
例えば、イネ科の雑草が生えている場所は湿地帯や水田であった可能性が高く、そこに水が溜まる傾向があります。
林間サイトは状況によりますが、傾斜があることが多いため、適切な水路が整備されていれば水没の可能性は低いです。
日本の林間では水溜りができるイメージは少ないですが、注意が必要です。
最後に、河川敷サイトは石がゴロゴロしており、水はけが良いものの、増水時には危険が伴います。
中洲に取り残される事故もあるため、大雨が予想される場合は避けるべきです。
これらの要素を考慮し、適切なサイトを選ぶことで、キャンプ中の水没を防ぐことができます。
まとめ
水没を避けるための知識を持ち、キャンプ場選びに慎重を期すことが、キャンプの楽しさをさらに引き出す鍵となります。
この記事でご紹介したポイントを踏まえて、次回のキャンプでは安全で快適な時間を過ごすための準備を整えましょう!
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