ホリグラ
2025/12/29
【忘れ物だらけキャンプの日】コンビニで揃えた“焚き火に意外と役立つもの”3選レポート
今日は「完璧なキャンプ」じゃなくて「忘れ物キャンプ」の話をしよう
キャンプって不思議なもので、慣れてきた頃がいちばん忘れ物が多くなります。
チェックリストをガチガチに組んでいた初心者の頃と違って、中級者になってくると、
「まあ、だいたい頭に入ってるし大丈夫でしょ」
「焚き火台と寝袋とテントがあれば、なんとかなる」
「最悪コンビニあるし」
……と、どこかで油断が生まれがちです。
この日もまさにそんな日でした。
「焚き火台は積んだ」「薪も積んだ」「ランタンもOK」
――そう思って家を出たのですが、現地に着いてみると、細々としたものをいくつも忘れていたのです。
- ■着火剤を忘れた
- ■火ばさみを忘れた
- ■耐熱グローブもない
- ■焚き火用のゴトクも入れ忘れた
「うわ、これ結構やらかしてるな……」と苦笑いしながら、最寄りのコンビニへ車を走らせるところから、今回のキャンプは始まりました。
この記事は、そんな忘れ物だらけの日を救ってくれた“コンビニで買える焚き火アイテム”3選のレポートです。
同時に、「完璧じゃないキャンプでも、ちゃんと楽しい」「トラブルがあるからこそ、記憶に残る夜になる」そんな、中級キャンパー目線のキャンプ日記にもなればいいなと思います。
焚き火台のデザインや“おしゃれさ”の視点で選びたい人は、以前書いた
もあわせて読んでもらえると、今回の記事とのつながりがよりイメージしやすいはずです。
出発〜到着まで:気づかないまま始まった“忘れ物キャンプ”
この日のスケジュールを、ざっくりタイムラインで振り返ってみます。
12:00 途中のスーパーで食材と飲み物を購入
13:30 キャンプ場近くに到着
14:00 チェックイン&サイト選び
14:30 設営完了、「よし、焚き火の準備をしよう」
14:40 忘れ物に気づいて固まる
15:00 最寄りのコンビニへGO
出発前、荷物を車に積み込んでいるときは、焚き火台の重量感に満足しつつ、「今日はこの和柄の焚き火台が主役だな」とご機謙でした。
テントとタープも手慣れた順番で設営し、チェアを広げて、コーヒーを淹れる準備までして――「さあ、焚き火台を組んで、火を起こすか」と思った瞬間に、足りないものリストが頭の中で一気に並び始めたのです。
- ■着火剤が、ない
- ■火ばさみが、ない
- ■グローブも、ない
- ■ゴトクも、ない
「いやいや、さすがにどこかに入ってるでしょ」と車の中や収納ボックスをもう一度ひっくり返してみるものの、やっぱり見つからない。
この瞬間、心の中で軽く二択が浮かびました。
- このまま、サイトにある小枝と落ち葉で、意地でも焚き火を成立させるか
- いったんコンビニに逃げて、何か使えそうなものをかき集めるか
今回は、「忘れ物キャンプを“ちょっとした実験”に変えてみるか」という気分になり、迷わず②を選択。夕方前の静かなキャンプ場をあとにして、一人コンビニへと向かいました。
コンビニに駆け込んだときの絶望と、ちょっとしたワクワク
いつもならコーヒーやおにぎりを買って終わりのコンビニ。この日は完全に目線が違いました。「これは、焚き火に使えるか?」というフィルターで、陳列棚をひと通り眺めていきます。
- ■日用品コーナー
- ■生活雑貨コーナー
- ■お弁当まわり
- ■文房具やカー用品コーナー
「焚き火ギア」ではないけれど、焚き火のまわりで“仕事”をしてくれそうなものを探すイメージです。普通に買い物していたら絶対に気づかない視点で、コンビニの棚を眺めるのは、ちょっとしたゲームのようでもありました。
「このアルミホイル、焚き火台の下に敷けそうだな」
「ゴミ袋は絶対あった方がいい」
「割り箸って、細かい火起こしに意外と使えるんじゃないか?」
そんな風に“焚き火目線”で商品を見ていくうちに、少しずつ不安よりもワクワクの方が勝ってきます。その結果、この日選んだのは次の3アイテムでした。
- キッチン用アルミホイル(できれば厚手タイプ)
- 45Lの厚手ゴミ袋(黒or半透明)
- 割り箸とおしぼり(コンビニ弁当コーナーの“脇役”たち)
どれも、「まぁ、なんとなく使えるかな」ではなく、実際にキャンプ場に戻って使ってみたところ、想像以上に焚き火の“頼れる相棒”になってくれたアイテムです。
1. キッチン用アルミホイル ── 焚き火まわりの“万能カバー”
焚き火台の「足元」と「上」を一気に整えてくれる
まず一つ目は、どこのコンビニにも必ずあるキッチン用アルミホイルです。この日、アルミホイルは大きく3つの場面で活躍しました。
- 焚き火台の下の「汚れ防止」と「微妙な高さ調整」
- 焚き火調理の“なんちゃって鉄板”として
- 後片付けをぐっと楽にする“灰受け”として
1-1. 焚き火台の下にアルミの「防波堤」を敷く
このキャンプ場は直火禁止で、もちろん焚き火台と焚き火シートは持参していました。ただ、忘れ物が多い日ほど、なぜか「地面のコンディション」まで悪いことが多いものです。
- ・少し湿った土
- ・わずかに傾斜している
- ・細かい砂利で焚き火シートがズレやすい
こんな状況だったので、焚き火台の下に二重・三重にしたアルミホイルを敷いてみました。
- ■焚き火シートの上に大きめに広げる
- ■角を軽く折り返して“浅いトレー”のような形にする
- ■焚き火台の脚がくる位置は少し多めの枚数にする
これだけで、「燃えカスや小さな炭が落ちても地面に触れにくい環境」が作れます。
もちろん、焚き火シートやルールに頼りきってはいけませんが、「うっかり落ちた小さな炭」「終盤に飛んだ火の粉」などのリスクが、アルミホイルのおかげでかなり軽減されました。
1-2. “鉄板がない問題”を、アルミホイルで最低限カバー
この日は、焚き火台の上に乗せる鉄板を丸々忘れていたのも痛かったポイントです。本格的なステーキを焼くわけではなかったので、「ソロ用の簡単なつまみ」が作れれば良い状態。そこで、
- ■アルミホイルを4〜5枚重ねる
- ■周囲を折り上げて、簡易トレーのような形にする
- ■焚き火台の上の五徳代わりになる部分にそっと置く
という形で、“なんちゃって鉄板”を作りました。
ベーコンをカリカリに、ちぎった食パンをさっと炙る、チーズを軽く溶かす。この程度なら、重ねたアルミホイルでも十分こなせます。本格的な“映えるキャンプ飯”ではないけれど、「焚き火の炎で温めた」という事実だけで、コンビニ食材も立派なキャンプ飯になるのが面白いところです。
1-3. 灰受けにして、撤収前のストレスを激減させる
焚き火の後始末は、キャンプのなかでもっとも“テンションが下がりやすい作業”のひとつです。
- ・灰をどう扱うか
- ・焚き火台をどこまで綺麗にするか
- ・車や収納袋をどれだけ汚したくないか
ここでアルミホイルがもう一度活躍します。
- ■焚き火が落ち着き、熾火になったタイミングで、灰の下にアルミを滑り込ませる
- ■完全に消火・冷却してから、アルミごと灰を包んで持ち帰りゴミにする
というだけで、焚き火台本体の汚れがかなり軽減されます。厚板の焚き火台は、多少サビや焼けが出ても「味」として楽しめますが、それでも撤収時の手間は少ないに越したことはありません。「今日は忘れ物も多かったし、せめて撤収くらいは楽したい」という気持ちを、アルミホイルがかなり救ってくれました。
2. 45L of 厚手ゴミ袋 ── 薪バッグから“全部まとめて”の相棒へ
二つ目は、どのコンビニにも必ずある45L前後の厚手ゴミ袋です。「ゴミ袋なんて、どのみち持ってきているでしょ?」と言われそうですが、この日はまさに、その“当たり前のゴミ袋”さえ忘れていた日でした。
2-1. コンビニ薪を「持ち運びやすい形」に変える
キャンプ場に向かう途中、ついでにコンビニで追加の薪を買うことも多いと思います。タイミング的に、キャンプ場の売店が閉まりそう、ホームセンターに寄りそびれた、「もう少しだけ焚きたいな」という気分。そんなときに便利なのが、レジ横に積まれている小分け薪。
ただ、袋詰めされていない束の薪は、そのままだと車内が汚れやすく、サイトまで運ぶのも少し面倒です。ここで役に立ったのが、45Lの厚手ゴミ袋でした。
- ■コンビニで薪と一緒に購入
- ■袋を二重にして強度アップ
- ■束の薪を全部放り込んで“即席薪バッグ”に
これで、車の中が木くずまみれになるのを防げる、サイトまで片手で楽に運べる、燃え残りや小枝もいったん袋にまとめておけるという、一石三鳥の状態をつくれます。
2-2. 「濡らしたくないもの」の一時避難場所として
この日は天気こそ良かったものの、夕方から少し冷えてきて、夜露が濃くなりそうな気配がありました。厚手のゴミ袋は、「濡らしたくないものの避難場所」にもなります。
- ・予備のウエア
- ・焚き火の匂いをつけたくない荷物
- ・翌朝も使う予定のブランケット
などを一時的に突っ込んでおくだけで、夜露でじっとりする、焚き火の煙で匂いが抜けなくなる、といったストレスを少し減らせます。また、急な小雨が来たときには、ザックごと袋に突っ込んでしまう、という荒技も使えます。
2-3. 撤収時、「焚き火まわりの“全部”をここに集める」
そして何より便利だったのが、撤収時の「全部ここに集める袋」としての役割でした。
- ■冷えた灰をアルミホイルごと包んだもの
- ■使い終わったウェットティッシュや紙くず
- ■空き缶・ペットボトル(分別用に別袋を用意できなかった分も、とりあえず持ち帰り)
を、ひとまず全部この45L袋に集約。キャンプ場のルール上、持ち帰り必須のゴミがある場合でも、「とりあえず全部ここに入れて、家で分別しよう」と割り切れるだけで、撤収時の心理的ハードルがかなり下がります。
「ゴミ袋」は地味な存在ですが、忘れ物だらけの日ほど、“最後まで面倒を見てくれる相棒”になってくれるのだな、と実感した一件でした。