焚き火ブログ
2026/09/01
焚き火台の板厚3.2mmとは?数字の意味と選ぶときの見方
焚き火台の商品ページを見ていると、仕様の欄に「3.2mm」という数字が出てきます。寸法でも重さでもない、この数字だけが何を指しているのか分かりにくい。
これは鉄板の厚みです。ただ「厚いほうがいい」で終わらせてしまうと、重さや持ち運びとの兼ね合いを見落とすことになります。Holy Groundの製品仕様をもとに、この数字が何を左右するのかを整理します。
作成者 富士ゴム化成株式会社 営業部/Holy Ground 会社概要
作成日 2026年9月1日 最終更新日 2026年9月1日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約7分
焚き火台の「板厚3.2mm」とは、何を表す数字ですか?
焚き火台の本体に使われている鉄板そのものの厚みです。Holy Groundのφ450モデルでは、側面パネルに165mm×1413mm×3.2mm厚の鉄板を使い、これを円筒状に曲げて成形しています。
一枚の鉄板を、円筒に曲げてつないでいる
側面は複数のパーツを組み合わせたものではなく、細長い一枚の鉄板です。これにレーザー加工で柄を入れ、曲げ加工で円筒の形にしたうえで、合わせ目を溶接しています。合わせた箇所で柄が途切れないよう、溶接の跡がほとんど分からないように仕上げてあります。つまり3.2mmという数字は、この一枚の板の断面の厚みを指しています。
出典:板厚と側面パネルの寸法はブランドコンセプトおよび各商品ページの「商品の仕様」欄の記載(2026年8月時点)。
板厚が厚いと、焚き火台は何が変わりますか?
変わるのは主に二つです。ひとつは熱による変形の起きにくさ、もうひとつは本体の重さです。この二つは同じ方向には動かないため、厚ければ厚いほど良いという話にはなりません。
熱を受けても形が崩れにくい
焚き火台は内側から強い熱を受けます。鉄は熱で膨らみ、冷えると縮むため、薄い板ほどこの動きの影響を受けやすくなります。Holy Groundが3.2mmという厚みを採っているのは、頑丈で、変形したり曲がったりしにくいことを意図したものです。ただし「絶対に変形しない」とお約束できるものではありません。使い方や火力によって状態は変わります。
そのぶん重くなる
厚みを増やせば、同じ大きさでも重量は上がります。φ450のモデルは約6kg、φ220の縦型モデルは4kgです。この2kgの差は、キャンプ場まで運ぶ距離や、車への積み方によっては無視できません。重さは欠点にも利点にもなります。据えたときの安定感は重さから来る部分もあるためです。徒歩でサイトまで運ぶのか、車から降ろしてすぐ設営できるのか。その条件によって、同じ2kgの差でも受け止め方は変わってきます。
Holy Groundの焚き火台は、どのモデルが何mmですか?
板厚は全機種で同じではありません。大径のφ450モデルが3.2mm、縦型のφ220モデルが2.3mmです。購入を検討される際は、モデルごとの仕様欄をご確認ください。
板厚はモデルによって異なります。φ450の大径モデルが3.2mm、φ220の縦型モデルが2.3mmです。いずれも黒皮鉄に耐熱塗装(300℃)を施しています。仕様は2026年8月時点で公式サイトに掲載されている内容です。現行の仕様は各商品ページでご確認ください。
| モデル | 板厚 | 本体寸法と重量 |
|---|---|---|
| φ450 大径モデル (荒魂・和魂・幸魂・奇魂 ほか) | 3.2mm | φ450×265H/約6kg |
| φ220 縦型モデル (曼珠沙華・黒切子) | 2.3mm | φ220×320H/4kg |
| ロング脚・取替え用底板 (オプション) | — | 黒皮鉄SPHC/各約1kg |
出典:各商品ページの「商品の仕様」欄(2026年8月時点)。個別の仕様は商品紹介ページでご確認いただけます。
縦型は、厚みではなく構造で燃やしている
φ220の縦型モデルは板厚が2.3mmですが、これは性能を落としたということではありません。縦に長い構造によって空気が下から上へ流れるため、少ない薪でも燃焼が続くように設計されています。板厚という一つの数字だけでモデルの優劣を判断すると、こうした設計の違いを見落とすことになります。大径のモデルは薪を寝かせて置ける広さがあり、縦型のモデルは足元の面積を取りません。どちらが向いているかは、焚き火台に何をさせたいかで変わります。
板厚以外に、あわせて見ておく項目はありますか?
仕様欄で確認しておきたいのは、板厚のほかに塗装・脚・底板の3点です。いずれも使い始めたあとの扱いやすさに関わる項目で、板厚と違って数字では表れにくい部分です。
01塗装 Holy Groundは黒皮鉄に耐熱塗装(300℃)を施しています。塗装の仕様であって、製品全体の使用温度を保証するものではありません。
02脚 着脱できるかどうかで、収納したときの厚みが変わります。全機種で取り外しができます。
03底板 取り外せると灰の処理が変わります。取手の付いた受け皿の形状です。
04側面の抜け 柄として切り抜かれた部分が、そのまま空気の通り道になります。
焚き火のルールは場所によって異なります。直火の可否、薪の持ち込み、使用できる時間帯などは、利用されるキャンプ場や自治体の定めに従ってください。
お手持ちの焚き火台は、どの状態に近いですか?
板厚が気になり始めるのは、たいてい何かの不満が出たあとです。下のチェックは診断ではなく、買い替えを考えるときに何を見ればよいかを整理するためのものです。
焚き火台の状態セルフチェック(6項目)
当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。
当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。
当てはまった数でみる読み取り方
| 当てはまる数 | 読み取り方 |
|---|---|
| 0〜1個 | 今の一台がまだ役目を果たしている状態です。板厚を気にする段階ではありません。 |
| 2〜3個 | 熱や荷重で形が動き始めている可能性があります。買い替えの際は板厚と脚の構造を見ておくと判断しやすくなります。 |
| 4〜6個 | 扱いの負担が積み上がっている状態です。板厚に加えて、底板が外せるかどうかもあわせてご確認ください。 |
板厚について、よくいただくご質問は?
数字の意味を尋ねられることが多い項目をまとめました。仕様は変更される場合がありますので、ご検討の際は各商品ページの最新の記載をご確認ください。
板厚3.2mmというのは、焚き火台としては厚いほうですか?
一般的な水準を当社が調査した資料はないため、他社製品と比べてどうかは申し上げられません。お伝えできるのは、Holy Groundのφ450モデルが3.2mm、φ220の縦型モデルが2.3mmという事実だけです。厚みの意味は、次にご説明する「熱による変形の起きにくさ」と「重さ」の両方で捉えていただくのが確実です。
板厚が厚いと、火の持ちは良くなりますか?
板厚そのものよりも、空気の通り道の設計が燃え方に効きます。Holy Groundの焚き火台は側面が和柄に切り抜かれており、そこから空気が入る構造です。板厚は主に、熱による変形の起きにくさと重量に関わる数字とお考えください。
3.2mmと2.3mmでは、使い勝手はどう違いますか?
φ450の3.2mmモデルは約6kg、φ220の縦型2.3mmモデルは4kgです。重量差は約2kgで、これは持ち運びと積載に直接影響します。一方で本体の大きさも違うため、板厚だけで選ぶよりも、置く場所と運ぶ手段から考えるほうが決めやすくなります。
黒皮鉄とは、どういう素材ですか?
熱間圧延でつくられた鋼板で、表面に黒い酸化被膜が残っているものを指します。Holy Groundの焚き火台はこの黒皮鉄に耐熱塗装(300℃)を施しています。素材の一般的な性質については、専門の資料をご確認いただくのが確実です。
板厚は商品ページのどこに書いてありますか?
各商品ページの「商品の仕様」欄に記載しています。φ450モデルは「黒皮鉄3.2厚」、φ220の縦型モデルは「黒皮鉄SPHC(板厚2.3mm)」という表記です。2026年8月時点の記載であり、仕様は変わる場合があります。
この数字を、どう受け止めればよいですか?
板厚は、その焚き火台が何を大事にして作られたかが表れる数字のひとつです。厚みを取れば重くなる。それでも厚くしたのなら、そこには理由があります。
なぜ一枚の鉄板から作っているのかを読む
和柄を一枚絵として成立させるために、どういう作り方をしているのかをまとめています。
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