ホリグラ

2024/10/11

着火剤に必要なフェザースティックとは?どうやればうまく作れる?

着火剤に必要なフェザースティックとは?どうやればうまく作れる?

着火剤やライター、バーナーを使えば火起こしは簡単ですが、ちょっとした冒険を楽しみたいキャンパーには、フェザースティックを使った火起こしがおすすめです。

今回は、フェザースティックの作り方やそのコツを詳しくご紹介します。

フェザースティックとは

フェザースティックとは、木の棒をナイフで薄く削り、羽毛のように重ねたものです。

フェザーはその名の通り、鳥の羽を意味しています。

この技法により、木の表面に多くの空気が触れるようになり、着火が容易になります。 フェザースティックを作ることで、着火剤がなくても自然素材だけで焚き火を始めることが可能です。

火口と焚き付け剤

フェザースティックは、火口と焚き付け材としての2つの用途があります。

「火口(ほくち)」は、小さな火花や火種を移すためのもので、非常に薄く削ったフェザー状のものが必要です。

一方、「焚き付け材」は、小さな火で簡単に燃え上がり、薪に火を移す役割を果たします。

この場合は、フェザーの厚みを気にせず削っても問題ありません。用途に応じて、フェザースティックの削り方を調整することが大切です。

フェザースティックにおすすめの木材

木材には「広葉樹」と「針葉樹」があり、それぞれの特性には大きな違いがあります。

広葉樹は密度が高く硬いのに対して、針葉樹は密度が低くて柔らかいです。

フェザースティックを作るには、針葉樹が適しており、その加工がしやすいです。


広葉樹は火が点きにくく、火持ちが良い一方、針葉樹は着火しやすく火持ちが短いという特徴があります。

フェザースティックは火口や焚き付け材として使用するため、着火しやすい針葉樹が最適です。

フェザースティックに適したナイフ

ナイフの選び方については、フェザースティック作りには、刃渡りが10センチ前後のナイフが扱いやすいです。

刃の厚みが2ミリ以上あると削りやすく、グリップがしっかりしていて手に馴染むナイフが理想です。

ただし、すべての条件を満たさなくても作業は可能で、適切なナイフを使うことでよりスムーズにフェザースティックを作成できます。


フェザースティックの羽の長さや量は、火力や燃焼時間に大きな影響を与えます。

見た目が美しいフェザースティックほど、火力や燃焼時間が優れており、火起こしの容易さも向上します。

このコラムを参考にしながら、ぜひ練習して理想的なフェザースティックを作成してみてください。

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