ホリグラ
2024/10/11
焚き火の着火剤はどうしてる?着火剤の種類と着火方法について解説!
焚き火の美しい炎に魅了されるキャンパーは多いですが、キャンプ初心者が直面する課題として、火がつかない、火力が不足する、火がすぐに消えるといった問題があります。
キャンプを始めたばかりの方が焚き火を成功させるためには、適切な着火剤の選び方、焚き火の手順を理解することが重要です。
今回は、そのためのポイントをご紹介します。
市販の着火剤の種類
着火剤には固形タイプ、ジェルタイプ、ライタータイプの3種類があり、それぞれの特徴と使い方についてご紹介します。
◆固形タイプ
木屑やパラフィンワックスなどを固めたもので、初心者におすすめです。
使いやすく、選ぶ際には着火後に残る臭いが少ないものを選ぶと良いでしょう。
◆ジェルタイプ
主にアルコールを含んだジェルで、着火したい材料に直接塗布します。
火がついた後に追加で塗るのは危険なので、注意が必要です。
◆ライタータイプ
固形タイプの一種で、マッチのような形状をしています。
箱の横で擦って火をつける方法です。
代用可能な着火剤
着火剤が手元にない場合は、自然の素材や家庭にあるものでも代用可能です。
◆松ぼっくり
乾燥してカサが開いた松ぼっくりは、優れた着火剤の代用品です。
火が付きやすいので便利です。
◆スギの葉っぱ
枯れた茶色のスギの葉は、煙が出やすいため着火時には風向きに注意が必要です。
◆新聞紙
新聞紙は油分を含んでおり、着火剤として使いやすいです。
細長く折りたたんで持参する人もいます。
その他にも、麻縄をほどいて丸めたものやコットンボール(綿球)なども使えることがあります。
着火方法
焚き火の火おこしは、まずは小さな木から燃やすことが大切です。
いきなり大きな薪に火をつけるのではなく、徐々に薪のサイズを大きくするのが成功の鍵です。
以下に、焚き火を成功させるための手順を紹介します。
◆着火剤をセットする
焚き火の場所にスギの葉や新聞紙、松ぼっくり、または固形の着火剤を置きます。
スギの葉は夏には広げて、冬には密集させ、新聞紙は空気を含ませるようにふわっと丸めます。
◆燃えやすい小枝を置く
着火剤の上に、杉などの針葉樹の小枝を置きます。
割り箸なども使えます。
その上に細めの針葉樹の薪や枝を積み、井桁状に組んで空気が通るようにします。
◆着火剤に火をつける
市販の固形着火剤やスギの葉、新聞紙、松ぼっくりに火をつけます。
火がついたら空気の流れを確保し、口で息を吹き込むことで温度が下がらないようにします。
◆火の状態を確認しながら調整する
火種を崩さないようにしながら様子を見ます。
薪を慌てて追加するのは避け、火が消えそうなときは火吹き棒や口で息を吹き込んで空気を送り込みます。
◆火を育てる
火が安定してきたら、徐々に針葉樹の薪を追加します。
さらに火が大きくなったら、広葉樹の薪を加えて火を維持します。
適切な着火剤の選び方と、正しい手順を理解することで、成功する焚き火を楽しむことができます。
ぜひ、これらのポイントを参考にして、心地よい焚き火タイムをお楽しみください。
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