ホリグラ
2025/01/15
焚き火の薪の種類の違いをご紹介!燃え方などの違い
焚き火はキャンプの醍醐味のひとつであり、暖かさや炎の美しさ、さらには料理の際など、多くの楽しみを提供してくれます。
しかし、焚き火に使用する薪の種類によって、燃え方や特徴が大きく異なることをご存じでしょうか?
今回は、焚き火に使われる薪の種類やその燃え方の違いについてご紹介します。
キャンプをより快適に楽しむための参考にしてください。
広葉樹と針葉樹の違い
まず、薪は大きく分けて「広葉樹」と「針葉樹」に分類されます。
広葉樹の特徴
広葉樹の薪は、オーク、カシ、ナラ、ブナなどの硬い木材が含まれます。
これらの薪は一般的に火持ちが良く、長時間安定した炎を提供するのが特徴です。
また、煙が少ないため、調理にも向いています。
硬い木材なので、着火には時間がかかることがありますが、一度火がつくと強い火力が長時間維持されます。
焚き火での暖房や料理に長時間使う場合、広葉樹の薪は最適です。
特に寒い季節や夜のキャンプでは、火力が強く持続性があるため、夜通しの焚き火に向いています。
針葉樹の特徴
一方、針葉樹の薪には、マツ、スギ、ヒノキなどがあります。
これらの木材は比較的柔らかく、燃えやすく火がつきやすいのが特徴です。
焚き火をすぐに始めたい場合や、炎を大きくしたいときには非常に便利です。
しかし、針葉樹の薪は広葉樹に比べて燃え尽きるのが早いため、火持ちはあまり良くありません。
また、煙やススが多く出やすいため、調理をすると食材にスモーキーな香りが強く付いてしまうことがあります。
このため、針葉樹の薪は火起こしや焚き火の初期段階に使うと便利ですが、長時間の使用には向いていません。
薪の乾燥状態と燃え方
薪の燃え方は、木材の種類だけでなく、乾燥状態にも大きく左右されます。
よく乾燥した薪は、水分含有量が低く、燃えやすいです。
一方、湿った薪は着火が難しく、燃焼中に煙が大量に発生するため、快適な焚き火には適していません。
薪は少なくとも1年以上乾燥させることが推奨されており、これを「シーズニング」と呼びます。
薪がしっかり乾燥しているかどうかを確認する方法として、薪の色や割ったときの音を確認することが有効です。
乾燥した薪は、明るい色で、割ったときにカラッとした高い音を出します。
燃え方による用途の違い
薪の種類と燃え方の違いによって、焚き火の用途も変わってきます。
たとえば、広葉樹の薪は、じっくりと暖を取るために適しており、寒い夜に焚き火のそばでゆっくり過ごすシチュエーションに最適です。
特に寒冷地でのキャンプや冬キャンプでは、長時間燃え続ける広葉樹の薪が重宝されます。
一方で、針葉樹の薪は一時的に明るい炎を楽しむ場合や、焚き火の初期段階で使うのに向いています。
マシュマロを焼いたり、短時間で焚き火を楽しんだりする際には、針葉樹の薪が手軽で便利です。
まとめ
焚き火に使う薪の種類によって、燃え方や用途に大きな違いがあることが分かりました。
広葉樹の薪は火持ちが良く、長時間焚き火を楽しむのに最適であり、針葉樹の薪は着火しやすく、短時間での使用や火起こしに便利です。
また、薪の乾燥状態にも気を配り、用途に応じた薪の組み合わせを工夫することで、より快適な焚き火体験ができるでしょう。
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