焚き火ブログ
2026/09/11
LEDランタンが眩しいときの対策は?光の質を変える方法
LEDのミニランタンは、明るくて軽くて、ほとんどのキャンパーが持っています。ところが実際にテーブルへ置くと、「思ったより明るくて眩しい」と感じることがあります。
便利なのに雰囲気が出ない。この直視すると眩しいという課題に対して、明るさを落とさずに光の質だけを変えるという方法があります。
作成者 富士ゴム化成株式会社 営業部/Holy Ground 会社概要
作成日 2026年9月11日 最終更新日 2026年9月11日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約10分
LEDライトは、なぜ眩しく感じるのですか?
光源が小さく、そこから直接光が届くためです。性能としては優れていても、テーブルの上で目線に近い位置に置くと、光源そのものが視界に入ることになります。
当社が把握している課題
Holy Groundの開発責任者は、土台に挿さる製品としてLEDミニマライトを挙げたうえで、スタイリッシュでハイスペックでコストパフォーマンスも良いため大体のキャンプユーザーは持っている、と述べています。そのうえで、このライトの欠点は「思ったより明るくて眩しい!」であるとしています。「直視すると眩しい」「便利だが雰囲気が出ない」という点が、実際に寄せられている課題です。
出典:LEDミニマライトの課題については、Holy Ground開発責任者へのヒアリング(2026年7月)にもとづく記載。
明るさを落とさずに、眩しさだけ減らせますか?
覆いをかけるという方法があります。光を遮るのではなく、面全体に広げることで、一点から刺さる感じを和らげるという考え方です。
和紙を通すという方法
Holy Groundには和紙のランタンシェード「鞘艶灯(さやえんどう)」があります。公式サイトでは、松久永助紙店様の和紙を使い、ゴム製の土台に被せれば、LEDライトの強い光をやわらかく包み込み、行灯のような和の趣のある雰囲気に変化させてくれると説明しています。テーブルに置くと和の雰囲気を醸し出し、カラビナ等で吊り下げることもできます。
和紙を使用したLEDランタン用シェードです。
LEDライトの強い光をやわらかく包み込み、行灯のような和の趣のある雰囲気に変化させてくれます。
出典:引用は鞘艶灯の商品ページの記載(2026年8月時点)。
必ず確認していただきたいこと
商品ページには次の注意書きがあります。該当する使い方をされないよう、必ずご確認ください。
本製品はLEDランタン専用です。
炎を使用するランタンやろうそく、家庭用の電球には使用しないでください。
製品が破損したり、火災が発生する恐れがあります。
焚き火のルールは場所によって異なります。直火の可否、薪の持ち込み、使用できる時間帯などは、利用されるキャンプ場や自治体の定めに従ってください。
どんなライトに使えますか?
公式サイトでは、5050workshopミニマライト、LEDミニランタンで口径2.7cmのものが土台に入るように設計していると記載しています。お手持ちのライトの口径をご確認ください。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 対応するライト | 5050workshopミニマライト、LEDミニランタン(口径2.7cmが土台に入る設計) |
| 製品仕様 | 高さ20cm/幅6cm/奥行6cm/重量2g |
| 素材 | 和紙(松久永助紙店様の和紙)/土台:ゴム |
| 和紙の厚み | 0.2mm(官製はがき相当) |
| 折り畳み時 | 12cm×20cmの封筒状 |
| 土台の重量 | ゴム製80g |
| 価格 | 1,320円(2026年8月時点の公式サイト表示価格) |
出典:仕様と価格は鞘艶灯の商品ページの記載(2026年8月時点)。価格は各販売サイトによって異なる場合があります。※LEDランタンは付属しておりません。
ライトは別に用意する
鞘艶灯はシェードのみの製品です。LEDランタンは付属しておりません。すでにお持ちのライトに被せて使う前提の設計ですので、購入前に口径をご確認ください。対応する口径から外れる場合、土台に収まらない可能性があります。口径はライトの底面ではなく、土台へ挿し込む部分の直径を指します。メーカーの仕様表に記載がない場合は、実際に定規で測っていただくのが確実です。
風のある場所でも使えますか?
土台はゴム製で80gあります。公式サイトでは、簡単には抜けず、重しになり少々の風では倒れることはないと説明しています。ただし強風時の使用を保証するものではありません。
吊り下げるという使い方もできる
公式サイトでは、テーブルに置くほか、カラビナ等で吊り下げることもできると記載しています。地面や卓上に置き場所を取りたくない場合や、光を上から落としたい場合の選択肢になります。吊り下げる場合は、焚き火台やその他の熱源から十分に離してください。和紙とゴムでできた製品ですので、熱源の近くに吊るす使い方は想定されていません。吊り下げる位置を決めるときは、風で振れたときにどこまで動くかも見ておいてください。
自分で手を加えることはできますか?
できます。公式サイトでは、和紙に絵や文字を書いたり、ハサミでカットするなどして自分だけのオリジナルランタンシェードを作ることも可能だと説明しています。
和紙の厚みが扱いやすさに関わる
和紙の厚みは0.2mmで、官製はがき相当の厚みがあると記載しています。薄すぎる紙では、書いたり切ったりする作業がしにくくなります。ただし耐久性を当社が測定した資料はありませんので、「破れません」とお約束することはできません。加工される場合は、光を通す面積が変わることで明るさの感じ方も変わる点にご留意ください。切り抜きを入れれば、そこから直接光が出ることになります。眩しさを抑えることが目的なのであれば、大きく切り抜くのは目的と逆に働きます。文字や絵を描く程度であれば、光の通り方はほとんど変わりません。
折り畳んで持ち運べる
折り畳むと12cm×20cmの封筒状になります。重量は2gですので、荷物として意識する必要はほとんどありません。道具を減らしたいソロキャンプでも、この大きさと重さであれば持ち出しやすくなります。折り畳んだ状態で本や書類のあいだに挟んでおけるほどの厚みですので、収納の場所を取ることもありません。
焚き火の明かりとは、どう使い分けますか?
役割が違います。焚き火は動きのある光、ランタンは安定した光です。サイト全体を均一に明るくしないほうが、それぞれの役割がはっきりします。
足元の明るさは削らない
雰囲気を優先して全体を暗くすると、調理や片付けのときに困ります。暗い場所での移動は転倒のもとにもなります。手元用の灯りを1つ用意して、必要なときだけ点けるという分け方が現実的です。鞘艶灯は光を和らげる道具であって、明るさが必要な場面のための道具ではありません。
置き方だけで、眩しさは変わりますか?
変わります。光源の高さと、目線との位置関係を変えるだけでも感じ方は違ってきます。道具を足す前に試せることです。
目線より低い位置に置く
テーブルの上に置いたライトが眩しいのは、座った状態の目線に近い高さにあるためです。床に近い位置へ下げると、光源が直接視界に入らなくなります。ただし手元を照らす役割は弱くなりますので、作業をする時間帯だけテーブルに戻すという使い分けになります。光の強さを変えずに、位置だけで解決できる場面もあります。
壁や布に当てて跳ね返す
光源を直接見せず、タープの内側や幕体に当てて反射させるという方法もあります。面で拡散されるぶん、眩しさは和らぎます。ただし反射させる面の色によって、サイト全体の色味が変わる点にはご留意ください。白い面なら明るく、濃い色の面ならかなり暗くなります。
数を減らすほうが効くこともある
複数のランタンを点けていると、それぞれが影を打ち消し合って平坦な明るさになります。1つ減らすだけで、焚き火の明かりの動きがはっきりしてくることがあります。いきなり全部消すのではなく、1つずつ減らしながら様子を見るほうが失敗しません。そのうえでまだ眩しいと感じるのであれば、光の質を変える段階に進みます。
あなたの手元の光は、どういう状態ですか?
眩しさの悩みは、道具を替える前に置き方で変わることもあります。下のチェックは診断ではなく、何を変えれば落ち着くかを整理するためのものです。
手元の明かりセルフチェック(6項目)
当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。
当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。
当てはまった数でみる読み取り方
| 当てはまる数 | 読み取り方 |
|---|---|
| 0〜1個 | 今の明かりの使い方で困っていない状態です。無理に変える必要はありません。 |
| 2〜3個 | 置き方と数を見直すだけで変わる可能性があります。まずランタンを1つ減らしてみてください。 |
| 4〜6個 | 光の質を変える段階です。口径が合うのであればシェードが選択肢になります。 |
和の雰囲気は、どこから生まれるのですか?
光が面に広がることと、和紙という素材そのものの質感の両方によります。公式サイトでは、行灯のような和の趣のある雰囲気に変化させると説明しています。
行灯という比喩が指しているもの
行灯は、紙を通した光で室内を照らす日本の照明です。光源が直接見えず、紙の面全体がぼんやりと光る状態になります。鞘艶灯の説明で行灯という言葉が使われているのは、この見え方を指してのことです。LEDの強い光をそのまま使うのではなく、和紙という面を一枚挟むことで、光源が見えない状態をつくっているということになります。
焚き火との相性
焚き火の明かりは動きのある光です。その隣に強い直進光があると、炎の揺らぎが目立たなくなります。和紙を通した光は面で広がるぶん、焚き火の動きを打ち消しにくくなります。Holy Groundの焚き火台は側面が和柄に切り抜かれており、その抜けから光が漏れる構造です。卓上の光をやわらげておくと、この抜けの光が見えやすくなります。柄の細かい線まで読み取れるかどうかは、周囲にどれだけ強い光があるかで決まります。和柄の焚き火台を持っているのであれば、卓上の光の扱いはそのまま柄の見え方に効いてきます。
素材の出どころ
公式サイトでは、松久永助紙店様の和紙を使用していると明記しています。どこの和紙を使っているかを公開しているという点は、素材を選んで作られた製品であることの手がかりになります。和紙の厚みは0.2mmで、官製はがき相当の厚みがあると記載されています。
ランタンシェードについて、よくいただくご質問は?
対応するライトと使い方に関するご質問をまとめました。仕様は変更される場合がありますので、ご検討の際は商品ページの最新の記載をご確認ください。
鞘艶灯はどんなライトに使えますか?
公式サイトでは、5050workshopミニマライト、LEDミニランタンで口径2.7cmのものが土台に入るように設計していると記載しています。お手持ちのライトの口径をご確認ください。
炎を使うランタンには使えますか?
使えません。商品ページに「本製品はLEDランタン専用です。炎を使用するランタンやろうそく、家庭用の電球には使用しないでください。製品が破損したり、火災が発生する恐れがあります。」と明記しています。
和紙は破れませんか?
和紙の厚みは0.2mmで、官製はがき相当の厚みがあると記載しています。ただし耐久性を当社が測定した資料はありませんので、「破れません」とお約束することはできません。
風で倒れませんか?
土台はゴム製で80gあり、公式サイトでは簡単には抜けず、重しになり少々の風では倒れることはないと説明しています。ただし強風時の使用を保証するものではありません。
持ち運びはかさばりませんか?
折り畳むと12cm×20cmの封筒状になると記載しています。重量は2gです。収納した状態での耐久性については測定した資料がありません。
どんな場面で使うと効きますか?
効くのは、手元の作業が終わって、座って過ごす時間帯です。調理や設営のあいだは、明るいほうが確実です。
01食後の時間 片付けが終わり、座って火を眺める時間帯。ここが最も効きます。
02テーブルの上 目線に近い位置に置くライトほど、眩しさが問題になります。
03写真を撮るとき 強い直進光があると、炎の明かりが埋もれます。
04就寝前 急に暗くせず、光を落としていく過程をつくれます。
逆に、調理中や設営・撤収のあいだは明るさそのものが必要ですので、シェードを外して使うことになります。常時つけっぱなしにする道具ではなく、時間帯によって付け外しする道具とお考えください。
この製品は、どこから生まれたのですか?
焚き火台を作ってきた会社が、なぜ和紙のシェードを作ったのか。その背景をブランドの説明にまとめています。
鞘艶灯の仕様を見る
対応するライトの口径、和紙の厚み、折り畳んだときの大きさなど、仕様を商品ページに掲載しています。
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