焚き火ブログ

2026/09/06

和風のキャンプサイトの作り方は?道具の揃え方と灯りの配置

和風のキャンプサイトの作り方は?道具の揃え方と灯りの配置

サイトの写真を撮って見返したとき、なんとなくまとまっていないと感じることがあります。道具は悪くないのに、全体としては散らかって見える。

原因はたいてい、色と柄の数が多いことです。和風のサイトを作るというのは、和柄のギアを買い足すことではなく、見えているものを減らしていく作業に近いものです。

作成者 富士ゴム化成株式会社 営業部/Holy Ground 会社概要

作成日 2026年9月6日 最終更新日 2026年9月6日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約8分

和風のサイトは、何から手をつけますか?

色を減らすところからです。道具を買い足す前に、サイトに見えている色の数を数えてみてください。3色を超えているなら、まずそこが理由です。

色を減らし、素材を揃え、中心を決め、灯りを整えるという4段階でサイトを作る流れを示す図 図1 和風のサイトを作る順番 STEP 1 色を減らす 見えている色を 3色以内に STEP 2 素材を揃える 木・鉄・布の 質感を近づける STEP 3 中心を決める 視線が集まる ものを1つ STEP 4 灯りを整える 明るさの 強弱をつける 買い足すのは最後です。まず減らすほうから始めます。 サイト作りの一般的な考え方の整理であり、特定の製品を推奨するものではありません。 出典:Holy Ground 公式サイト 商品ページにもとづく整理(2026年8月24日確認)

色は3色までに収める

黒・茶・生成りのように、近い明度でまとめると全体が落ち着きます。難しいのは、道具それぞれに元から色が付いていることです。ガス缶、クーラーボックス、収納袋。これらは意識しないと色数を増やす方向に働きます。見えるところに置かない、あるいは布をかけるだけでも印象は変わります。

素材の質感を近づける

色が揃っても、質感がばらばらだとまとまりません。光沢のあるプラスチックと、マットな金属と、起毛した布が並ぶと、目が落ち着きません。Holy Groundの焚き火台は黒皮鉄にマット黒の耐熱塗装(300℃)を施しています。反射の少ない面ですので、木や布と並べても浮きにくい質感です。

出典:塗装と材質は各商品ページの「商品の仕様」欄より(2026年8月時点)。一覧は商品紹介ページをご覧ください。

中心に置くものは、どう決めますか?

視線が集まる場所に、いちばん見せたいものを1つだけ置きます。焚き火をするサイトであれば、中心になるのは自然と焚き火台です。

柄物は1点だけにする

和柄のギアを複数置くと、それぞれが主張し合ってどれも目立たなくなります。中心に置くものだけを柄物にして、残りは無地でまとめるほうが、その1点が生きます。Holy Groundの焚き火台は側面が和柄に切り抜かれており、公式サイトでは、揺れる炎により一枚絵が瞬きはじめ、見る場所や角度、時間により様々な表情を映し出すと説明しています。動きのあるものは、それだけで視線を集めます。

大きさは区画の広さから決める

中心に置くものは、サイトの広さに対して大きすぎても小さすぎてもまとまりません。Holy Groundにはφ450の大径モデルとφ220の縦型モデルがあります。区画が狭いのであれば縦型のほうが足元の面積を取りません。広い区画で複数人が囲むのであれば、大径モデルのほうが場として成立します。柄の好みより先に、この寸法から決めてください。

モデル 本体寸法 向いている区画
φ450 大径モデルφ450×265H/約6kg広めの区画・複数人で囲む
φ220 縦型モデルφ220×320H/4kg狭い区画・足元を空けたい
おぼろ月φ190×540×300H/約4kg縦の面を見せたい配置
Holy Groundの各モデルの本体径を横棒で比較し、区画に占める面積の違いを示す図 図3 モデル別の設置面(本体径) φ450 大径モデル φ450 φ220 縦型モデル φ220 おぼろ月 φ190 中心に置くものの大きさは、区画の広さから逆算して決めます。 横棒は本体径の比率です。おぼろ月は径と長さの表記が他モデルと異なります。 出典:Holy Ground 公式サイト 各商品ページの仕様欄(2026年8月24日確認)

出典:各商品ページの「商品の仕様」欄(2026年8月時点)。

灯りは、どう配置しますか?

全体を均一に明るくしないことです。明るい場所と暗い場所を作ると、火のあるところが自然と中心になります。

全体を均一に照らした場合と、明暗をつけた場合でサイトの見え方がどう違うかを対比した図 図2 灯りの置き方で変わること 明暗をつける 均一に照らす 火のあるところが中心になる 影が出て奥行きが生まれる 柄の抜けから漏れる光が目立つ 作業まわりだけ手元灯で補う どこも同じ明るさになる 影が消えて平坦に見える 火の明かりが埋もれる 手元は明るく作業しやすい どちらが良いという話ではなく、何を見せたいかで選ぶものです。 安全にかかわる足元や調理まわりの明るさは確保してください。 出典:Holy Ground 公式サイト ブランドコンセプト(2026年8月24日確認)

手元だけは別に確保する

雰囲気を優先して全体を暗くすると、調理や片付けのときに困ります。手元用の灯りを1つ用意して、必要なときだけ点けるという分け方が現実的です。Holy Groundには和紙のランタンシェード「鞘艶灯」があり、LEDミニランタン用のシェードとして、光をやわらかく包み込み行灯のような雰囲気に変化させると説明しています。強い光をそのまま使いたくない場面で選択肢になります。

出典:鞘艶灯の説明は鞘艶灯の商品ページの記載(2026年8月時点)。**本製品はLEDランタン専用です。炎を使用するランタンやろうそく、家庭用の電球には使用しないでください。**

焚き火のルールは場所によって異なります。直火の可否、薪の持ち込み、使用できる時間帯などは、利用されるキャンプ場や自治体の定めに従ってください。

親和性の高いサイトは、どんな場所ですか?

当社が想定しているのは3つの方向です。無骨な黒系のギアで揃えたサイト、静けさや木の温もりのあるサイト、そして景色が素晴らしいサイトです。

01無骨な黒系ギア 色数が少なく、マットな質感でまとまっているサイト。

02静けさや木の温もり 林間や樹木のあるサイト。木の色と鉄の黒が対比になります。

03景色が素晴らしいサイト 富士山、海、湖、アルプス、雪山、星空が映える場所。

04広さに合った配置 中心に置くものの大きさを、区画の広さに合わせます。

いずれも共通しているのは、背景がうるさくないという点です。背景が静かなほど、中心に置いたものの輪郭がはっきりします。逆に背景に色や情報が多い場所では、何を置いてもまとまりにくくなります。

出典:親和性の高いサイトの整理は、Holy Ground開発責任者へのヒアリング(2026年4月)にもとづく記載。

季節によって、作り方は変わりますか?

変わるのは色ではなく、灯りと火の比重です。日が長い季節は火が主役になりにくく、日が短い季節は早い時間から火が中心になります。

日が長い季節は、形で見せる

明るいうちは、柄は影として見えます。切り抜かれた形そのものが輪郭として認識される時間帯です。この時間に写真を撮るのであれば、柄の形が分かる角度から撮るほうが伝わります。火を入れる前でも、置いてあるだけで絵になる形かどうかがここで出ます。

日が短い季節は、光で見せる

暗くなるにつれて、抜けた部分から漏れる光のほうが目立つようになります。同じ焚き火台でも、日没前と深夜では見えているものが違います。冬場は早い時間から火を入れられますので、この見え方を長く楽しめる季節でもあります。ランタンの数を絞るほど、火の明かりの動きがはっきりします。

あなたのサイトは、どこまで揃っていますか?

サイト作りは、足すより減らすほうが難しいものです。下のチェックは診断ではなく、どこから手をつけるかを整理するためのものです。

サイト作りセルフチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個まず色を減らすところから始めてください。買い足す前にできることが残っています。
2〜3個土台は整っています。中心に置くものを1つ決めると、全体がまとまります。
4〜6個構成はできています。あとは灯りの強弱で奥行きを作る段階です。

サイト作りについて、よくいただくご質問は?

道具の揃え方に関するご質問をまとめました。仕様は変更される場合がありますので、ご検討の際は各商品ページの最新の記載をご確認ください。

和風にするには、道具を全部そろえ直す必要がありますか?
その必要はありません。サイトの印象は、面積の大きいものと視線が集まるものでほぼ決まります。テント・タープ・チェアの色を揃えたうえで、中心に置くものを1つ決めるだけでも印象は変わります。

黒い道具ばかりだと暗くなりませんか?
暗くはなりますが、それが目的でもあります。色数を減らすと、火の明かりが際立ちます。明るさが必要な作業まわりだけランタンで補うという分け方をすると、雰囲気と実用の両方が成立します。

和柄の道具は他のギアと合いますか?
柄の数を絞れば合わせやすくなります。サイトのなかで柄物を1点だけにして、残りは無地でまとめるという考え方です。柄が複数あると、どれも目立たなくなります。

焚き火台を中心に置くと、動線が悪くなりませんか?
囲む輪の大きさを先に決めておけば問題になりません。焚き火台の径に、座る人の分の距離を足したものが必要な面積です。その外側に通り道を確保してから、テーブルの位置を決めてください。

狭い区画サイトでもできますか?
できます。ただし置くものを減らす必要があります。Holy Groundにはφ220の縦型モデルもあり、足元の面積を取らない形状です。広さに合わせて中心に置くものの大きさを変えるという考え方になります。

中心に何を置くかを、どう決めますか?

サイトの真ん中に置くものは、毎晩いちばん長く見ることになるものです。その一台に何を託しているのかを知ってから決めても遅くありません。

中心に置く一台の考え方を読む

和柄を一枚絵として成立させるために、どういう作り方をしているのかをまとめています。

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