焚き火ブログ

2026/09/18

キャンプの菱形テーブルはどう組む?囲む形から枚数を決める

キャンプの菱形テーブルはどう組む?囲む形から枚数を決める

焚き火のそばには、飲みものやトング、まだ火にかけていない鍋の置き場が要ります。ところが四角いテーブルを1つ置くと、火を囲む円と噛み合いません。

当社は和柄の焚き火台をつくっている会社で、60°と120°の菱形をした焚き火テーブル「青海波」も取り扱っています。その仕様を材料に、菱形を組み合わせるという考え方を整理します。

作成者 富士ゴム化成株式会社 営業部/Holy Ground 会社概要

作成日 2026年9月18日 最終更新日 2026年9月18日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約10分

なぜ菱形なのですか?

理由は囲む形にあります。火を中心に人が座ると、並ぶ線は直線ではなく円になります。四角い天板はその円と噛み合いません。

四角い天板を並べた場合と、菱形の天板を並べた場合の並び方の違いを対比した図 図1 四角い天板と菱形の天板の違い 四角を並べる 菱形を並べる 直線にしかつながらない 角が余る 円を囲むと隙間が開く 向きの自由度が低い 角度を持ってつながる 60°と120°の2種の角 囲む形をつくれる 横並びで棚にもなる 公式サイトでは「数個組み合わせれば変幻自在のテーブルに」と説明しています。 実際の組み合わせ方は枚数と置き方によって変わります。 出典:Holy Ground 公式サイト 青海波の商品ページ(2026年9月10日確認)

60°と120°という角度

青海波の天板は菱形です。公式サイトには「60°と120°のひし形のテーブルは様々な組み合わせで、便利に、或いはおしゃな形にサイトを彩ります」という説明があります。60°は鋭い角、120°は鈍い角です。この2種類の角を持つ形は、同じ形どうしを並べたときに直線にも折れ線にもつながります。当社として組み合わせの数を数えた資料はありませんので、「何通り」といった数字をお示しすることはいたしかねます。ただ、同じ形を並べて隙間なくつなげられるかどうかは、角の大きさで決まります。60°を6つ集めると360°になり、120°を3つ集めても360°になります。どちらの角を集めても円周が閉じるという性質が、囲む形をつくれる理由です。これは形状から読み取れる範囲の話で、当社が組み合わせを検証した結果ではありません。実際にサイトで並べる場合は、地面が平らかどうかも影響します。芝生や砂利の上では、菱形どうしの継ぎ目に段差が生まれることがあります。完全に隙間なく並べることを前提にせず、多少のずれは調整して使うものと考えておくほうが、現地での据え付けはうまくいきます。

3つの使い方が示されている

公式サイトでは、青海波の使い方として3つが挙げられています。焚き火台の周りを囲むサイドテーブルとして、組み合わせれば大きなテーブルとして、横並びに使えば棚として、という3通りです。1枚で完結する道具ではなく、枚数によって役割が変わる道具ということになります。まず1枚から始めて、足りなければ足すという買い方ができる形です。1枚あたり7,000円ですので、最初から何枚も揃える必要はありません。実際に使ってみて、置き場が足りないと感じたときに買い足す。そういう増やし方ができるのは、同じ形が複数つながる構造だからです。逆に言えば、1枚だけで大きな面を確保することはできません。広い天板が要るのであれば、別の形のテーブルを選ぶほうが合っています。また囲む相手は焚き火台に限りません。公式サイトの写真では、椅子の脇やクーラーボックスの上に置く例も見られます。菱形という形そのものは、円を囲むためだけの形ではなく、斜めに置いてもサイトの雰囲気を崩しにくい形です。四角いものが並ぶ中に1枚だけ菱形を置くと、そこだけ角度が変わって視線が止まります。どこに置くかによって、道具としての役割と飾りとしての役割のどちらが強く出るかが変わってきます。

仕様は、どうなっていますか?

公開されているのは3点です。天板の板厚と加工の方法、外周をどう処理しているか、そして脚の長さという3つです。

1㎜厚のプレス加工・外周はL字曲げ

公式サイトには「1㎜厚の鉄板をプレス加工で外周はL字曲げになっており、軽量かつ強度あるテーブルトップになっております」という説明があります。焚き火台の本体が黒皮鉄3.2厚であるのに対して、テーブルの天板は1㎜厚です。薄い板でも外周を折り曲げると、面としての張りが出ます。これは焚き火台の底板と同じ考え方で、取替え用底板も板厚1.6㎜の鉄板の円周部を折り返した形状と記載されています。ただし当社として強度を測定した資料はありませんので、数値でお示しすることはいたしかねます。また1㎜厚であることは、重量が抑えられるという意味でもあります。当社として青海波の重量を公開しておりませんので、何kgかをお示しすることはできません。ただ焚き火台の本体が約6kg、五徳のおぼろ月が約4kgという表記であることを考えると、板厚1㎜の天板はそれらより軽い側になります。複数枚を持ち出す前提であれば、1枚あたりの重さは効いてきます。

項目 青海波(焚き火テーブル) 荒魂ほか(焚き火台)
板厚1㎜厚(プレス加工)黒皮鉄3.2厚
外周の処理L字曲げ曲げ加工で円筒
30cm100H(着脱可能)
価格7,000円34,800円〜52,800円
青海波モデルごとに異なる

出典:仕様は青海波の商品ページ荒魂の商品ページおよび取替え用底板の商品ページの記載(2026年9月時点)。価格は各販売サイトによって異なる場合があります。

脚は30cm

公式サイトには「脚は30㎝確保しており、丁度いい高さのサイドテーブルになります」と記載されています。30cmという高さは、ロースタイルの椅子に座ったときに手が届く範囲です。焚き火台の大径モデルは本体がφ450×265Hですので、天板の高さ30cmは焚き火台の上端とおおむね近い位置になります。当社として座面の高さを想定した資料はありませんので、どの椅子に合うかをお示しすることはいたしかねます。お使いの椅子の座面高をご確認ください。高さが合わないと、飲みものを取るたびに姿勢を変えることになります。一度立ち上がらないと届かない位置にあるテーブルは、結局使われなくなります。座ったまま手が届くかどうかは、天板の高さと自分の座面高の関係で決まります。ここは実際に座ってみないと分からない部分ですので、数値だけで判断しきれるものではないとご理解ください。

青海波の脚30cm・焚き火台本体265H・焚き火台の脚100Hを横棒で比較した図 図2 高さに関わる寸法 青海波の脚 30cm 焚き火台の本体 265H 焚き火台の脚 100H 数値はいずれも各商品ページの仕様欄の表記です。 実際の使い勝手は椅子の座面高によって変わります。 出典:Holy Ground 公式サイト 各商品ページの仕様欄(2026年9月10日確認)

焚き火のルールは場所によって異なります。直火の可否、薪の持ち込み、使用できる時間帯などは、利用されるキャンプ場や自治体の定めに従ってください。

置く場所は、どう決めますか?

置く場所の決め手は、火からどれだけ離すかです。近いほど手は届きますが、そのぶん天板と脚は熱を受けることになります。

熱くなる可能性が明記されている

公式サイトには「※焚き火の近くに設営した場合は、脚とテーブルトップは熱くなる可能性がありますので十分注意して下さい。」という注意書きがあります。これは製品ページに書かれている注意事項ですので、そのままお伝えしています。素手で触れる温度かどうかは設営した距離によって変わりますが、当社として距離ごとの温度を測定した資料はありません。数値の目安をお示しすることはいたしかねます。手を近づけて確かめてから触れる、という運用でお願いいたします。なお天板だけでなく脚も熱くなる可能性があると注意書きには書かれています。撤収のときにテーブルを持ち上げる場面では、脚を掴むことになりますので、そこも冷めているかを確かめてからにしてください。焚き火台の本体と同じで、見た目では温度が分かりません。

置くものによって距離が変わる

飲みものを置くだけであれば、手が届く範囲であれば十分です。一方で樹脂の容器やライター、着火剤のような火に弱いものを置くのであれば、距離を取るほうが確実です。同じテーブルでも、何を置くかによって適した位置は変わります。天板が熱を持つ前提で置き場所を決めておくと、当日に置き直す手間が減ります。設営の段階で一度決めてしまえば、火を入れたあとに慌てて動かす必要がなくなります。囲む枚数を増やすほど、火のそばに面する天板の面積は広がります。全周を囲むのか、風下側だけを空けておくのか。この判断は火の扱いにも関わりますので、設営の段階で決めておくほうが確実です。当社として推奨する配置をお示しする資料はありませんので、配置図のような形でのご案内はいたしません。

焚き火台の外径を測り、囲む範囲を決め、置くものを決め、枚数を決めるという4段階を示す図 図3 枚数を決めるまでの順番 STEP 1 外径を測る 焚き火台の 大きさから STEP 2 囲む範囲を決める 全周か 一部か STEP 3 置くものを決める 飲みものか 道具か STEP 4 枚数を決める 1枚から 足していく 枚数から入ると、置く場所が決まらないまま買うことになります。 順番は当社の整理であり、決まった手順があるわけではありません。 出典:Holy Ground 公式サイト 商品ページにもとづく整理(2026年9月10日確認)

柄は、どこに入っていますか?

柄が入っているのは天板の面です。焚き火台のように切り抜いた形ではなく、面そのものに描かれた柄になります。

青海波という柄の名前

商品名の「青海波」は、天板に描かれた柄からとられています。公式サイトには「重厚感ありシンプルな青海波が描かれたテーブルトップが焚き火台を引き立て、アウトドアの楽しみをより一層豊かに演出します」という説明があります。焚き火台の場合は側面を切り抜いて内側から光を通す構造ですが、テーブルの天板は光を通す必要がありません。そのため柄の入り方も違ってきます。なお青海波という柄そのものの由来や意味について、当社は説明する資料を持っておりません。ご案内できるのは、その名前の柄を採用しているという事実までです。柄の一般的な由来や意味を調べたい場合は、公的な資料や専門の文献にあたっていただくほうが確実です。当社として推測でお答えすることは、捏造を避ける観点からいたしません。同じように、焚き火台の「霞」「南十字」「縄文」なども柄や情景から名前を取っています。品目は違っても、名前の付け方には共通した考え方があります。

引き立てる側に回るという設計

公式サイトの説明では、テーブルトップが「焚き火台を引き立て」ると書かれています。主役は焚き火台の側であって、テーブルはその周りを固める位置づけです。柄が入っていても「重厚感ありシンプルな」と表現されているのは、その役割分担によるものと読み取れます。サイト全体でどこを見せたいかを決めてから、周辺の道具を選ぶという順序になります。中心が決まっていないサイトに目立つものを足していくと、視線の行き先が増えてまとまりが崩れます。焚き火を中心に据えるのであれば、周りは支える側の質感で揃えるという判断になります。これは好みの問題ですので、当社としてどちらが良いと申し上げるものではありません。サイトの雰囲気づくりは、一度に完成させる必要はありません。

分解して持ち運ぶかどうか

青海波の脚が着脱式かどうかについて、当社は仕様欄に明記しておりません。複数枚を車に積む場合、天板だけを重ねられるかどうかで荷室の使い方が変わります。重ねて積めるのであれば、同じ枚数でも占める体積は小さくなります。この点についても、当社として収納時のサイズを公開している資料はありません。購入前に確認されたい場合は、お問い合わせフォームからご相談ください。車の荷室の寸法と、天板の1枚あたりの外形寸法を照らし合わせておくと、積み込みの当日に慌てずに済みます。この確認は、枚数を決める作業と合わせて行うのが効率的です。当日になって初めて気づくよりも、購入前に済ませておくほうが手間は少なくて済みます。

焚き火テーブル選びセルフチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個まず焚き火台の外径と椅子の高さを測ってください。ここが起点になります。
2〜3個寸法は押さえています。何を置くかを決めると距離が決まります。
4〜6個条件は揃っています。商品ページの仕様欄で寸法をご確認ください。

焚き火テーブルについて、よくいただくご質問は?

枚数、熱、耐荷重に関するご質問をまとめました。当社として測定していない事柄については、その旨をそのまま記載しています。

何枚あれば囲めますか?
当社として必要枚数をご案内する資料はありません。囲む相手の焚き火台の外径と、どこまで囲みたいかによって変わりますので、枚数をお示しすることはいたしかねます。

天板は熱くなりませんか?
公式サイトには「※焚き火の近くに設営した場合は、脚とテーブルトップは熱くなる可能性がありますので十分注意して下さい。」という注意書きがあります。素手で触れる温度かどうかは設営した距離によって変わります。

耐荷重はどのくらいですか?
耐荷重について当社が測定した資料はありません。天板は1㎜厚の鉄板をプレス加工し、外周をL字曲げにした形状です。重いものを載せる場合はご自身でご判断ください。

焚き火台とセットで売っていますか?
セット販売は行っておりません。青海波は単体の商品として1枚7,000円(2026年9月時点の公式サイト表示価格)です。ご購入は各販売サイトからお願いいたします。

高さは変えられますか?
脚の長さは30cmと記載されています。当社として高さを変える部品は用意しておりません。焚き火台用のロング脚は、テーブルには対応しておりません。

青海波の仕様は、どこで確認できますか?

板厚・加工・脚の長さは、商品ページに記載しています。焚き火台やそのほかの商品も同じページからご覧いただけます。

焚き火テーブルの仕様を見る

板厚・加工方法・脚の長さ・価格を商品ページに記載しています。焚き火台や五徳も同じページからご覧いただけます。

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