焚き火ブログ

2026/09/26

焚き火台の柄はどう作られる?製造工程を実測データで解説

焚き火台の柄はどう作られる?製造工程を実測データで解説

和柄の焚き火台がどのようにできているのか、製造工程を知らずに使っている方も多いのではないでしょうか。

当社は和柄の焚き火台をつくっている会社です。公式サイトで案内している製造工程を、一次情報として整理します。数値化されていない工程の詳細まで断定するものではありません。

作成者 富士ゴム化成株式会社 営業部/Holy Ground 会社概要

作成日 2026年9月26日 最終更新日 2026年9月26日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約8分

焚き火台の柄は、どうやって作られますか?

柄の元になっているのは、横浜デザイン学院の生徒による原画です。その原画がどう製品になるのか、順に見ていきます。

原画から完成までの3段階を示す図 図1 製造工程の流れ STEP 1 原画を描く 横浜デザイン学院の 生徒による作画 STEP 2 レーザー加工 1413×165mmの 鉄板に柄を彫る STEP 3 曲げ・溶接 円筒形状に曲げ レーザー溶接で接合 柄の繊細さは、レーザー加工の精度に支えられています。 工程の順序は公式サイトの記載にもとづく整理です。 出典:Holy Ground 公式サイト 商品ページ・コンセプトページ(2026年9月10日確認)

原画は横浜デザイン学院の生徒が制作

公式サイトには「一枚絵は、横浜デザイン学院の生徒さん達が描いてくれたものです」という記載があります。荒魂・和魂・幸魂・奇魂・南十字・縄文といった大径タイプの柄は、この学生たちの原画をもとに製品化されていると考えられます。柄はパターンの繰り返しではなく、側面全周で1枚の絵として成立する意匠になっており、公式サイトには「揺れる炎により一枚絵は瞬きはじめ、パターン柄と違い、見る場所や角度、時間により様々な表情を映し出します」という説明があります。荒魂には「勇の心」、和魂には「親の心」、幸魂には「愛の心」、奇魂には「智の心」という意味が公式サイトに記載されており、それぞれの柄にはこうした意味づけも重ねられていると考えられます。一方で、南十字・縄文は四魂とは別の系統として案内されています。南十字は「十字に絡まる蔦模様と沖浪裏」、縄文は「日本大古の芸術『縄文土器』を再現」した柄と、公式サイトに記載されています。

レーザー加工で1mm単位の柄を再現

公式サイトには「レーザー加工の繊細さ、1㎜単位での細かな柄もあり、ここまで繊細な金属加工を施すと膨大な費用が掛かる」という記載があります。手作業での切り抜きでは難しい細かな柄も、レーザー加工であれば再現できると考えられますが、当社として加工精度を数値で検証した資料は持っておりません。この繊細さが、和柄の焚き火台としての意匠性を支えている要素の一つだと考えられます。手作業では再現が難しい柄も、レーザー加工という技術を用いることで製品として量産できていると考えられますが、加工にかかる費用や時間について当社として具体的な数値をお示しする資料はありません。

焚き火のルールは場所によって異なります。直火の可否、薪の持ち込み、使用できる時間帯などは、利用されるキャンプ場や自治体の定めに従ってください。

元の鉄板は、どんなサイズですか?

大径6機種は共通して、1413mm×165mmという同じサイズの鉄板を元にしていることが、公式サイトの記載からわかります。

1413×165mmの一枚板から円筒形状へ

公式サイトには「1413×165の一枚の板にレーザー加工を施し、曲げ加工で円筒形状にし、合わせ溶接(レーザー溶接)しています」という記載があります。この1413mm×165mmという寸法は、大径6機種(荒魂・和魂・幸魂・奇魂・南十字・縄文)に共通する元寸法です。縦型2機種(曼珠沙華・黒切子)は本体サイズそのものが異なるため、この元寸法がそのまま当てはまるわけではありません。記事や説明でこの数値を引用する際は、どの機種を指しているかを明記する必要があります。縦型2機種は本体形状が円筒よりも縦に長い設計になっており、元になる鉄板の寸法も大径タイプとは別の設計と考えられますが、公式サイトには縦型タイプの元寸法そのものは個別に記載されていません。同じ会社が手がける製品でも、形状に応じて元寸法や工程を細かく変えていることがうかがえます。

合わせ目が目立たないように溶接

公式サイトには「合わせた箇所でデザインが途切れないように、溶接箇所はほとんど分からないように製作してあります」という記載があります。一枚の鉄板を曲げて円筒形状にする際、両端を合わせる箇所が生じますが、その接合部分でも柄が途切れないよう配慮されていると考えられます。当社として溶接箇所の見え方を写真や数値で検証した資料は持っておりませんので、実際の仕上がりは商品ページの写真でご確認ください。こうした接合部への配慮は、一枚絵という意匠のコンセプトを実際の製品として成立させるうえで欠かせない工程の一つだと考えられます。

大径タイプと縦型タイプの元の鉄板寸法・板厚・材質を対比した図 図3 大径タイプと縦型タイプの製造仕様 大径タイプ(6機種) 縦型タイプ(2機種) 元の鉄板1413×165mm 板厚3.2mm 材質は黒皮鉄 塗装は耐熱塗装300℃ 元の鉄板寸法は個別記載なし 板厚2.3mm 材質は黒皮鉄SPHC 塗装は耐熱塗装300℃ いずれも2026年9月時点の公式サイト仕様欄の記載にもとづきます。 板厚・材質の違いは仕様上の違いであり、優劣を示すものではありません。 出典:Holy Ground 公式サイト 各商品ページ(2026年9月10日確認)

出典:製造工程の記載は公式サイト /concept/ ・各商品ページの記載(2026年9月時点)にもとづきます。実際の見え方や仕上がりの詳細は、商品ページの写真もあわせてご確認いただくことをお勧めします。

この工程は、品質にどう関係しますか?

公式サイトの記載から考えられる関係を、柄の再現性と接合部の仕上がりという2点で、順を追って整理していきます。

大径タイプと縦型タイプの板厚を横棒で比較した図 図2 板厚の比較 大径タイプ(6機種) 3.2mm 縦型タイプ(2機種) 2.3mm 数値はいずれも各商品ページの仕様欄の表記です。 板厚の比較のみを示した図で、耐久性の優劣を示すものではありません。 出典:Holy Ground 公式サイト 各商品ページの仕様欄(2026年9月10日確認)

レーザー加工が意匠の再現性を支える

手作業での切り抜きに比べ、レーザー加工は同じ柄を安定して再現しやすい技術だと一般的には考えられています。公式サイトが強調する「1mm単位での細かな柄」という表現からも、柄の精密さがこの技術に支えられていることがうかがえます。当社として加工精度を第三者機関で検証した資料は持っておりませんので、あくまで公式サイトの記載にもとづく整理としてご理解ください。同じ柄を複数の製品で安定して再現できるということは、職人の技術だけに依存しない製造体制が整っていることの表れとも考えられます。

レーザー溶接が接合部の見た目を左右する

一枚板を曲げて円筒にする以上、どこかに合わせ目が生じるのは避けられません。その合わせ目をレーザー溶接で目立たないように仕上げている点が、公式サイトが強調するポイントです。溶接の品質は、見た目だけでなく強度にも関わる要素と一般的には考えられますが、当社として強度を数値で検証した資料はありませんので、断定的な説明は避けます。耐熱塗装300℃という仕様も、焚き火という高温にさらされる用途に対応するための配慮の一つと考えられます。製造工程を知ったうえで焚き火台を眺めると、柄の見え方がまた違って感じられるかもしれません。普段は完成品としてしか目にしない焚き火台も、原画から加工、成形までの工程を知ることで、一つひとつの製品に込められた手間を実感しやすくなると考えられます。ぜひ焚き火を囲む際の話題としてもお役立てください。

製造工程セルフチェック(4項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個まず柄の再現方法から確認してみてください。
2個工程の一部を理解できています。
3〜4個製造工程をひととおり理解できています。

製造工程について、よくいただくご質問は?

原画、レーザー加工、材質に関するご質問をまとめました。当社として検証していない事柄については、その旨をそのまま記載しており、購入前の判断材料としてご活用いただければと思います。

一枚絵はどのように作られていますか?
公式サイトには「一枚絵は、横浜デザイン学院の生徒さん達が描いてくれたものです」という記載があります。その原画をもとに、レーザー加工で鉄板に柄を写し取っています。

溶接の跡は目立ちますか?
公式サイトには「合わせた箇所でデザインが途切れないように、溶接箇所はほとんど分からないように製作してあります」という記載があります。当社として実際の見え方を数値で示す資料はありません。

全機種で同じ元寸法ですか?
大径6機種は共通して1413mm×165mmの一枚の鉄板を使用します。縦型2機種(曼珠沙華・黒切子)は寸法が異なります。

材質は何ですか?
大径6機種は黒皮鉄・板厚3.2mm、縦型2機種は黒皮鉄SPHC・板厚2.3mmです。塗装はいずれも耐熱塗装300℃です。

製品の仕様は、どこで確認できますか?

材質・板厚・柄の詳細は、各商品ページに記載しています。ご購入前に実際の仕様を必ずご確認いただければと思います。製造工程を踏まえたうえで、実物の柄をぜひ手に取ってご覧ください。

原画からレーザー加工、曲げ、溶接という一連の工程を経て、ようやく一つの焚き火台が完成します。その過程を知ったうえで手に取っていただければ幸いです。

焚き火台の商品一覧を見る

製造工程を経て仕上がった柄・材質・板厚を商品ページに記載しています。実物の写真もあわせてご覧いただけます。

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